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9/5/2017 0 Comments

exeCUTE: 日本のインディーデベロッパーとインタビュー第2部

サークルメンバーやその役割について、日本のインディーデベロッパーがどんなイベントで作品を出すことができるのか、またコミケの申し込み方法について
Japanese indie developer exeCUTE Logo
exeCUTEとのインタビュー、第2部
シュールズ・ダグラス (Douglas SCHULES)によるインタビュー

exeCUTEとのインタビュー第1部を読む
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in English

Daedalus Machine
がんた様の経歴を教えていただけますか。なぜゲームクリエーターになろうと思ったのですか
 
exeCUTE
僕はゲームデザイナーになりたいと小学生の時から思っていたので、新卒で東京の小さなゲーム会社にプログラマーとして入りました。そこは経営状況が良くなく、1年ぐらいで潰れてしまって、それからゲームとは関係のない仕事をしながら、同人ゲームを作ることにしました。
 
5年ぐらいそうしたあと、Fantasy of Aliceを完成させて、今はまた都内のゲーム会社に勤めています。
 
 
DM
「ファンタジーオブアリス」について前述させていただきましたが、ターン制ストラテジーとしては、ラセツとはまたかなり違っています。ゲームについて少し教えていただけますか。
 
exeCUTE
Fantasy of Aliceは、ステージクリア型のSRPGです。レベルなどは無く、次のステージへ引き継がれるものもありません。ステージごとにあるものを使って、敵を倒していく、パズル要素の強いゲームとなっています。よく、詰将棋に似ていると言われます。
 
上手くやれば敵を倒せることは約束されていて、ギリギリで勝てるように調整されているので、ターン制ストラテジーの好きな人には白熱した戦いを楽しんでもらえると思います。レベル上げの面倒さもありません。人を選ぶゲームだとは思いますが、こういうのが好きな人には刺さる(ウケる)だろうという自信がありました(実際にそれなりに好評でした)。
Picture
DM
他にどんな活動をされていますか。
 
exeCUTE
exeCUTEで発表する作品を、らせつ以外にも少しずつ進めています。
 
 
DM
御サークルについて詳細を教えていただけますか。例えば、どのぐらいの期間、どこで活動されているか、またメンバーの人数、それぞれの役割、他にどんなゲームを作られたか、など。
 
exeCUTE
exeCUTEは、Fantasy of Aliceを作るときに結成されたので、2011年ぐらいから活動しています。
 
メンバーは、メイン(毎日作業する人)、サブ(割り振られた作業を都合の付く範囲で作業する人)、ヘルプ(専門知識などを教えてくれる人)などがおり、現在合わせて8人です。それ以外に、外注の方がいます。
 
週に1回、スカイプでチャットや通話をして打ち合わせをしています。
 
らせつの制作に既に4年ぐらいかかっているので、出したのはFantasy of Aliceのみです。
 
 
DM
ゲームデザインですが、御サークルではどんなゲームをデザインするか、どうやって決めますか。
 
exeCUTE
基本的には僕が好きに決めます。
シナリオもプログラムも僕の担当なので、僕が企画書やプロトタイプを作って、
他のみんなに意見を貰うという進め方です。
 
 
DM
御サークルはいつからコミケに参加し始めましたか。
 
exeCUTE
2012年夏です。
 
 
DM
コミケに初めて参加された時の経験を教えていただけますか。どんな期待を持っていましたか、また難しい事や驚いた事はありましたか。
 
exeCUTE
Fantasy of Aliceの体験版を頒布しました。無料配布だったのですが、あまり手に取ってくれなかったと記憶しています。
 
なのでこちらから声をかけて、持って行ってもらったのですが、無くなった後に、欲しいという人が何人か来たので、本当に欲しい人にだけ届くように、100円ぐらいで売ったほうが良いと思いました。無料で受け取ったゲームはプレイしないという話もよく聞きます。
 
 
DM
インタビューを読むたくさんの人、特に海外にいる人はコミケに参加するプロセスよく知らないかもしれませんので、応募方法を教えていただけますか。
 
exeCUTE
一般での参加は、当日に、コミケ会場に来て貰えれば大丈夫です。ただし尋常でないほどの並び(15万人ぐらい)がありますので、夏の暑さ、冬の寒さ対策等はしっかりしておいたほうが良いです。
 
サークル参加の場合は、サークル参加申込書を買う必要があります。コミケ会場か、ネットで買うことが出来ます。申し込み締め切りはコミケ終了から1週間程度と短いので、すぐに応募してください。応募すれば必ず参加できるわけではなく、サークル参加者が多くてスペースが用意出来ない為、抽選になります。人気のジャンルは落ちやすく、当選率は7割程度です。マイナージャンルはほぼ当選します。ADVやSTG以外の同人ゲームは当選しやすいと思います。
 
 
DM
コミケ以外のイベントに参加することがありますか。なければ、今後そういった予定ありますか。
 
exeCUTE
デジゲー博などに参加することがあります。らせつ完成後には色々と参加してみたいです。
 
他にも少し参加したのですが、コミケと比べると、規模が10分の1以下で、コミケでは100本以上売れても、そこでは1日で数本しか売れないということになるため、今はあまり参加していません。
 
 
DM
東京におけるインディゲームについてご自分の経験をお話しいただけますか。例えば、どんなイベントがあったか、そのうちどのイベントがお薦めですか。そういったイベントに参加する人たちは協力的ですか。
 
exeCUTE
秋葉原で開催される、デジゲー博がオススメです。コミケでは電源がないので試遊機を出しにくいのですが、デジゲー博では電源があるので、試遊できるサークルが多いです。コミケよりじっくり見て回れると思います。コアなゲームファンが来るので、たくさん意見がもらえる機会となるのが嬉しいです。
 
 
DM
簡単にゲームを作ったり配布したりするツールが増えてきて、ゲーム市場はどんどん変わってきていると思います。日本のインディゲーム製作者、exeCUTEとしてはこの変化にどう対応されているんでしょうか。日本のゲーム製作者として知っておくべき重要な事とはどんなことだとお思いになりますか。
 
exeCUTE
簡単に作れるようになったので、たくさんのゲームを作りたいなと思っています。
環境が変わっても、あまり流されず、自分の好きな物を作ると思います。
 
日本の市場だけでは金銭的に続けていくのが難しいので、海外へのアピールは重要だと思います。海外の皆さんにも面白いと思ってもらえるようにしたいので、工夫していきたいです。「らせつ」では、日本人にしか分からないような、微妙な文化(なぜ無宗教者が多いか等)をまとめた文章がゲーム中で見れるようにしますので、日本の文化に興味がある方にもオススメできると思います。
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